アフィリエイト広告の運用で難しい点の1つに「管理」があります。
管理とはどういう意味か。
【いつから、どんな面で、誰が配信しているか】
所謂、純広告やリスティングのようにいつから、どの面でというのが明確に分かる広告と違い、アフィリエイト広告は掲載開始のタイミングも掲載面もアフィリエイター次第となります。
ここが、他の広告と大きく違う点の1つとも言えます。
これをできるだけ明確化するために、我々代理店は事業主の管理レベルに合わせて対応をします。
「いつから」に対しては、事前に掲載開始日をASP経由で事前にしっかり予定日をもらう。
媒体の提携承認が終わったタイミングでいつ頃から掲載ができるか確認してもらい、その日になったら掲載がされているか確認し、されていないようだったら改めて掲載日を確認予定日を確認するという、至って原始的な方法です。
ただし、アフィリエイト広告は人が介在している以上、これが最も効果的と言えます。
「どんな面で」に対しては、掲載開始日に合わせて掲載面URLの一覧をもらう。
上記の掲載日に合わせて、掲載先のURL一覧を頂き、掲載内容に間違いがないか確認をします。また、クリックが発生するようになったら、クリックリファラも確認し、一覧にないURLがないかも確認していきます。
「誰が」に対しては、運営者情報の提出です。
セキュリティレベルの高い事業主、特に金融などの事業主については、提携アフィリエイターが法人・個人にかかわらず、自社でも反社チェックなどを行う必要がある点から、運営者情報の提出をASPに求めるケースもあります。
ただし、ASPに登録している時点で、上記チェックは済んでいるところもあるため、そこまで厳密に求めるかどうかは事業主の方針によることが多いです。
また、プロモーションの実施内容をオープンにせず、クローズで実施することでメディアを絞る事もできます。
どういうことかというと、開始したプログラムをASPの提携メディア全てに公開するか、非公開にしてASPから声がけをして合いそうなメディアを見つけてもらうかの違いです。
オープンにすることのメリットはたくさんのアフィリエイターにプロモーションを認知してもらうことができるため、提携につながりやすく、掲載につながりやすいというメリットがあります。
対してデメリットは、多くのメディアからの提携依頼があるので、媒体をしっかり確認し、提携承認の作業を実施する必要がありますし、提携媒体が多くなりすぎるので、掲載面の管理がしづらくなります。
対して、クローズにして実施することのメリットは、すでに実績のあるメディアに声がけをしてもらうので、少数で成果につながりやすいメディアと提携でき、管理がしやすいです。
デメリットはプロモーション認知がされないため、提携メディア数が少なくなるのと、リクルーティングに時間がかかってしまう場合もあるため、開始までに時間がかかることもあります。
どちらにするかは、事業主の方針に沿って決めていきます。
それぞれの、方針にあったアフィリエイトプログラムを構築することで、管理もしっかりしながら、アフィリエイト広告を実施できたら良いですよね。
