アフィリエイト広告はすぐに効果は現れない

パートナー選定や自社での開始準備を終えて、いよいよプログラム開始となるわけですが、リスティング広告などの他広告と違い、開始した瞬間からクリックが発生し、CVが生まれるものではありません。

開始した後がやっと本番と言えると思います。

ASPやパートナーにメディアリクルーティングをかけてもらい、条件交渉をした後、アフィリエイターに掲載面を作成してもらいやっと掲載となります。

ここでの条件交渉は、単価面が主になってきますが、商品スペックなどもとても大事になってきます。

これは所謂CVRに直接的な影響を与えるためです。

ですから、各事業者ごとに工夫を凝らし、アフィリエイト広告用にオファーなどの特典をつけることも多く見られます。

なぜこれが大事かは次回に解説しようと思います。

さて、これらの条件交渉が整い、いざ掲載ですが、1サイトだけでまとまった成果を得られることは稀ですので、継続的にリクルーティングを行いながらメディアを増やしていきます。

中には特別単価を適応し、有力媒体への掲載が叶い、まとまった成果が多く発生するということもあると思いますが、テール媒体と呼ばれる、月数件獲得できる媒体も多く提携しなければ、全体のCPAは高くなってしまいます。

また、商品知名度も高くない商品の場合は他の競合製品に比べてCVRも低い傾向にありますので、商品理解や出し先などの工夫も求められます。

同様に、商品設計上、競合商品に負けてしまうといった商材のプロモーションにおいてもプロモーションにおいて何らかの工夫が必要です。

それは長くなるので、別の機会に解説するとして、まずは掲載をしてもらう交渉をいかに継続的に、そして、多くのアフィリエイターに接触してもらうかが大事です。

一般的にプロモーション条件の圧倒的な優位性が見られない場合は成果がでるまでに2〜3ヶ月ほどかかります。

ですので、短期的に多くの成果を望む場合、アフィリエイト広告は不向きといえます。

中長期的に、コツコツと積み上げていくもの、それがアフィリエイト広告だと思っていますし、特徴の1つだと言えると思います。

成果が得られるまでに、ある程度の期間を要することを理解しないまま始めてしまうと、「なんだ思ったようにいかないじゃないか」と思ってしまいます。

また、月額が発生してしまうパートナーやASPの場合、成果が発生しないまま、この月額が発生することで事業主側はより不満に思い、解約というケースも多いと聞きます。

ですから、商品に圧倒的な優位性や最初のプロモーション予算が多くない場合は、月額のかからないパートナーやASPを選定することを強くおすすめいたします。

また、これは我々のような代理店もそうなのですが、事業主に対し、過度な風呂敷を広げるような提案を行ってはならないと思います。

実際始まったら提案通りにいかなかった。でも月額はかかります。といったことが多く発生し、「二度とアフィリエイト広告なんてやらない」といった方々も多くいるのだと思います。

この状況、私はとても悔しいですし、業界全体においてとても悪影響だと思ってます。

ですから、誠実に忌憚ない意見を言い合えるパートナーが必要なんだと改めて思いますし、我々はそれをぶらすつもりはありません。

現実的なラインで提案を行い、目線を合わせる。双方合意の上で、プロモーションを始めなければ、長期的なお付き合いはできないですし、持続可能なものになりません。

せっかくチャレンジするのであれば、事業主、パートナーである代理店、そしてアフィリエイトサイトのそれぞれがwin-win-winにならなければいけないと私は思っています。

ちなみに宣伝っぽくなりますが、我々ゼロワンクリエイトは基本的に月額は取りませんのでご安心ください。

長くなりましたので、今回はこれにて失礼します。